自転車で巡るスコータイ歴史公園|ゆったり流れる時間を楽しむ世界遺産【2026年】

ワット・マハタート(Wat Mahathat) 世界の旅

タイには何度か行っていますが、気になりつつ行けていなかった場所のひとつが、世界遺産「スコータイ歴史公園(Sukhothai Historical Park)」です。

チェンマイやバンコクのような賑やかさとは違い、ここにはゆったりとした時間が流れていました。

今回は宿で自転車を借り、丸1日、そして翌朝までかけて歴史公園を巡ってきました。実際に訪れて感じた、スコータイ(Sukhothai)ならではの魅力をご紹介します。

自転車で巡るスコータイ歴史公園

自転車で巡るスコータイ遺跡

スコータイ歴史公園はとても広いので、歩いて回るのは大変です。私が泊まったホテル「タイタイ・スコータイリゾート」では、24時間レンタルできる自転車があったので、それを借りて散策に出かけました。

朝9時頃に宿を出発し、ホテルから歴史公園までは約10分。モーニングを食べ、朝から満腹の中、ちょうどいい運動です!

歴史公園の入り口では1日券(200バーツ)を購入して入場。自転車を乗り入れる場合は、自転車料金として20バーツかかります。

園内にはガイドの説明を聞きながら回れる電動カートのような乗り物もあり、タイ人の年配グループが利用していました。

私は気になる遺跡を見つけるたびに自転車を止め、自由気ままに巡ります。

「タイタイ・スコータイ・リゾート」のインスタグラムはこちら

一番心に残ったワット・マハタート

いくつか遺跡を巡ったあと、たどり着いたのが「ワット・マハタート(Wat Mahathat)」。

ワット・マハタートは、スコータイ王朝を代表する「スコータイ様式」の寺院です。クメール様式やスリランカ様式などの影響を受けながらも、独自の美しい建築様式へと発展したことから、「スコータイ様式」の代表作として知られています。

池に映る遺跡の姿はとても美しく、どこか厳かな空気が漂っていました。

立派な仏像を見上げながら歩いていると、時間を忘れてしまうほど。

木陰で少し休んではまた歩き、また立ち止まって眺める。その繰り返しがとても心地よく、この場所だけで何時間でも過ごせそうでした。

この日の夕方にもう一度戻ってきたほど、お気に入りの場所です。

遺跡ごとに違う表情を見せるスコータイ

歴史公園には、それぞれ違った表情を持つ遺跡が点在しています。

橋を渡って池の中央へ向かうワット・サーシー(Wat Sa Si)は、水に囲まれていることでより神聖な雰囲気が感じられました。橋の上から眺める景色も美しく、思わず足を止めてしまいます。

ワット・シーサワイ(Wat Si Sawai)は、スコータイ様式とは少し違う、カンボジア(クメール)様式の面影が残る遺跡。細く伸びる塔は他の遺跡とは印象が異なり、「同じ歴史公園の中でもこんなに雰囲気が変わるんだ」と驚きました。

途中、公園の外で昼食を食べたあとも、自転車で周辺の遺跡巡りを続けます。

自転車だから、「あ、あそこも気になる」と思えばすぐに立ち寄れるのも魅力のひとつ。予定を決めすぎず、その時の気分で寄り道しながら巡れるのは、スコータイならではの贅沢な時間でした。

無料区域の中で特にお気に入りだったのが、ワット・ソラサック(Wat Sorasak)です。仏塔の土台をぐるりと囲むように象の彫刻が並んでいて、まるで象たちが仏塔を支えているよう。象好きの私にはたまらない場所で、思わず何枚も写真を撮ってしまいました。

巨大な仏像に圧倒されたワット・シーチャム

ワット・シーチュム(Wat Si Chum)

午後イチの見どころは、巨大な仏像が印象的な「ワット・シーチャム(Wat Si Chum)」です。

ここは高い壁に囲まれた中に、とても大きな仏像が鎮座しています。細い通路となる隙間の間に遠くから仏像の姿がチラリと見えています。

隙間を通り抜け、仏像の足元に着くと、とてつもなく大きな仏像がそこにいて、ただただ見上げることしかできません。

写真では大きさが伝わりにくいのですが、実際に目の前に立つと圧倒されます。

ここにはボランティアの方がいて、写真を撮ってくれたり、仏像について説明してくれたりしました。

最初は「あとで写真代を請求されるのかな?」と少し身構えてしまいましたが、「無料だから大丈夫だよ」と笑顔で教えてくれて一安心。

日本人だと分かると、翻訳アプリを使いながら丁寧に説明してくれました。タイ人の優しさが身に染みるひとときでした。

仏様の手には金箔が貼られていて、私もそっと手を添えてお参りさせていただきました。

朝の遺跡たち

自転車は24時間レンタルだったので、翌朝も早起きして出発しました。

まだ人も少なく、朝の澄んだ空気がとても気持ちのいい時間です。

最初に訪れた寺院、ワット・トラパン・トーン(Wat Traphang Thong)は、歴史公園のちょっと手前、池の真ん中にあるので、橋を渡っていきます。白い建物や曜日ごとの仏像が並び、昼間とはまた違う静かな雰囲気でした。

鐘を鳴らしていいよ、と声をかけてもらい、朝の静けさの中で鐘の音が響き渡ります。

朝のワット・トラパン・トーンでは、お坊さんへの託鉢が行われるそうです。今回は間に合わず見ることはできませんでしたが、静かな朝のスコータイでいつかその光景に出会ってみたいと思いました。早朝にお坊さんに託鉢をする

さらに北側の遺跡へ向かうと、お堀には蓮の花が咲いていました。 朝だからこそ見られる景色だったと思います。

朝の目的地ワット・チェットポン(Wat Chetuphon)には頭部が失われた立仏が残っていて、長い歴史を静かに物語っているようでした。

宿へ戻ったのは、自転車を借りてちょうど24時間後。

返却したあとは、朝ごはんを食べながら、のんびりと余韻に浸りました。

時間を楽しむ世界遺産

今回一番心に残った場所は、やはりワット・マハタートです。

でも、それ以上に印象的だったのは、スコータイ全体に流れる穏やかな時間でした。

私が訪れた5月はオフシーズンということもあり、人も少なく、自転車を止めて木陰で休んだり、気になる遺跡でもう一度立ち止まったり。

そんな自由な過ごし方ができたのも、この場所ならではだったと思います。

チェンマイやバンコクのような賑やかな街歩きも楽しいですが、スコータイには、ゆっくりと世界遺産と向き合う贅沢な時間がありました。

歴史が好きな方はもちろん、静かな場所で心を落ち着かせたい方にも、ぜひ訪れてほしい場所です。

チェンマイからスコータイへの移動手段は、長距離バスが便利です。詳しくはこちら↓

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