NIUEという国をご存知ですか?
オセアニア東部にある世界最小規模の独立国家です。
ニュージーランドのオークランドからしか飛行機は飛んでいません。
週に1便だった飛行機が数年前から2便になりました。しかし、コロナの影響で今は2週に1回だとか。閉鎖していることも。
NIUEの今の状況もとても気になるところです。
小さな小さなNIUEを、2018年に訪れました。
NIUEは以前はNewZealand連合国だったので通貨がNewZealandドルなんです。
当時、NewZealandに住んでおり、帰国が迫っていたときに、「今しかいけない場所に行っておこう!」と
NewZealand国内でもまだまだ行ったことがない、行きたい場所もあったのですがなぜかNIUEにすごく心ひかれ行ってみることにしました!
そして、NIUEに行った結果、とっても大好きになって帰ってきました!
また行きたい!って気持ちがとても強いです。
NIUEへ行きやすい距離を考え、日本に帰ってきたことをちょっと後悔してしまうくらい(^◇^;)
今回は、そんなお気に入りのNIUEをご紹介したいと思います。
NIUEってこんなとこ
まずは、簡単にNIUEをご紹介したいと思います。
NIUEは1974年に独立はしていたものの、NewZealandとの自由連合国という位置付けでした。1994年にユネスコに加入してから、徐々に国家として承認する国が増えていき、2015年には日本も国家承認しました。
一番近い国はトンガです。フライトはNewZealandからのみで、所要時間約3時間半。
日付変更線をまたぐので、NewZealandとの時差は季節により23〜24時間!なので、自分でチケットを予約する時は要注意です!!
NIUEは世界最大のサンゴ礁でできた島です。とは言っても、島一周67km。
自転車でも半日あれば一周できてしまうほどの大きさです。
ただし、道路は舗装されてなところも多いです!犬に追いかけられます!鶏がうろうろしています!なので、走行注意です!!
NIUEの首都はアロフィといいます。アロフィに警察署やスーパー、行政機関などが揃っています。
首都というと、すごく大きな街を想像しがちですが、歩いて数分のこじんまりとした町です。
公共の交通機関はないので、旅行者はレンタカーが必須なのですが、国際免許証は使えません。
アロフィの警察署で、免許を取得する必要があります。
免許なくても大丈夫だよ〜なんてことも聞きましたが、何があるかわからないので私たちは免許を取得しました。免許証も各国違うので、写真も入るし花の写真でNIUEっぽいのでNIUEのいい旅行記念になりました!
到着日によっては、NIUEの警察署が休みなので翌日の取得になることも。
免許がないまま警察署まで運転していきましたが、それについては何も突っ込まれることはありませんでした。私たちは、NewZealandの免許があったのですんなりNIUEの免許を発行してもらえましたが、日本の免許証の場合は、国際免許証で英語訳のものが必要なのかはわかりません💦
NIUEの人口は1500人ほどで、とっても住所が短いらしいです。
NIUEに住んでいる日本人の方の情報では郵便に「NIUE 名前」で郵便物が自分に届くらしいです!
これは流石に、日本人だからだと思いますが。
そう!!NIUEに日本人の方が住んでいるんです。
人口1500人の島国に、日本食レストランがあるんです!とても感動です!!!!!
NIUEで日本と出会う!?
NIUEのレストランのひとつに「KAI IKA」という日本食レストランがあります。
「KAI」は食べる、「IKA」は魚というニウエ語だそうです。
ニウエの新鮮なお魚を使ったお寿司や丼などの日本食が美味しくいただけます!
白っぽい皿のマグロのサラダが美味しかった〜♫
ランチはお手頃価格で巻き寿司も提供されています。
「KAI IKA」は泰一さんという日本人オーナーが経営されています。
テレビでも何回も取材されていました。NIUEだけでなくスバールバル諸島など
世界の中でもなかなかビックリするような場所で日本食屋さんを経営されています。
現在「KAI IKA」では日本人シェフが腕を奮っていますが、そのご家族は一家で、NIUEに移住されているんです!
お子さんも4人いらっしゃって、パワフルなご一家でした。
ご主人がシェフをされていて、レストランを訪れたときに「奥さんが家にいるから滞在中、暇な時にでも家に行っていいよ〜」といってくださったので、本当に突撃でお邪魔しました 笑
もちろん電話もないし、いたらよってみよっか〜くらいの感じの突撃の訪問にも関わらず、奥さんのMakoさんに、快く迎え入れていただきました!
お子さんたちも、とても元気で真っ黒に日焼けしていて、すっかりNIUEに溶け込んでいました。
初めてお会いして、バイタリティ溢れる姿に、ワーホリを始め海外経験たっぷりなご一家と思ってお話しいていたら、ビックリ!なんと初・海外暮らしだそうで。
そんな雰囲気は微塵も感じませんでした 笑
Makoさんは先日NIUEの電子書籍を発売されたので、興味のある方はぜひ読んでみてください!
NIUEのことが大好きになりすぎて、NIUEのマップをアレンジしてTシャツにしてきていた写真をみたMakoさんがオファーしてくれて、Tシャツのデザインを表紙にアレンジさせていただきました!
※2024年現在、Makoさんご一家は日本に帰国しています。
NIUEでドライブ🚙
NIUEでは車があると便利です。1週間以上の滞在であれば、自転車で今日はここ〜みたいな感じで
ゆっくり、じっくりもいいのですが、私たちは3泊4日の短め滞在だったので、レンタカーでさくっと回りました!
回りながら、止まっては海をみたり、泳いだり、探検したり、気の向くままに行動しました。
訪れた季節は、雨季の終わりの方ということもあり、スコールが降ったりどんよりしたりなんて時もありましたが、海の色は「本当に曇りなの!?」というくらい綺麗!!
サンゴでできた島だけあって、海の透明度がとても高いです!
そして、サンゴが隆起してできた島の様子がありありと見れる風景が広がっていました。
ゴーグルがあればシュノーケルも出来ちゃいます!
シュノーケルセットがあれば長くゆっくり泳ぐこともできますが、ゴーグルだけでも簡単にキレイな魚とご対面することができました!
水中カメラがあれば、海の中の写真もとてもキレイに撮影できます。なんてったって、クリアな水中ですから!
たまに陽が差すくらいの天気でこの海の青さと透明度なので、晴れている日はどれだけ綺麗なのか!?
次回の滞在に期待大!!です。
人も気候もあったかくてゆる〜い
NIUEの空港は、とーっても簡素でした。
今まで訪れたどの空港よりもシンプルで、自由な雰囲気が満載。
到着すると、宿のお姉さんが迎えにきてくれていました。
私たちは、予約した宿(貸切ロッジ)にレンタカーがついていたのでとっても便利でした。
どうやら、当時の首相のご家族が経営されているロッジだったらしい。
お姉さんが、「んじゃ車に乗って〜」と車に乗ったら、「うちに行くわね!」と家までドライブ。
そして家の前には数台の車が止まっていて、「ん〜、んじゃこの車ね!」と指定されました。その車には、キーがささったまま! よくある、レンタカーの傷チェックなども、もちろんなし。
そして、「免許って・・・」というと、「あとで大丈夫よ!」と言いながら、ロッジまで先導してくれました。
ロッジの説明の後に、「車の返却は、どうしたらいいの!?」と聞いたら、「空港にキー挿したまま、置いててね!ガソリンだけ入れておいてくれたらいよ!キーは、持ってかないで!」と、とーってもゆる〜い感じでした。
どうやら、NIUEの人は車には基本的に鍵をかけないらしいです。
家の鍵もかけないこともしばしば。留守中に家使ってていいよ〜、車使ってていいよ〜なんていうのも日常茶飯事なよう。
NIUEで働いている人は、ほとんど公務員か自営業。
そして、NIUEではNIUE人しか土地や家を買うことができないらしいんです!
移住者もたくさんいますが、移住者はNIUE人から家を借りているらしい。
人口が少ないからこそ、みんな協力しながらあくせくしないで、いろんなモノを分かち合って協力しあって生活している中で生まれた温かさとゆるさなのかな?と感じました(^^)
車で人とすれ違うときは、みんな挨拶してくれます。
よっ!って手をあげる感じのやつ。
私たちは、車で終始行動していたので遭遇していないのですが、歩いている人がいると「どこまで行くの?乗って行くか?」と声をかけてくれる人が大多数だそうです。
とっても、温かさを感じます。
NIUEの空港のビックリ体験
国際線の飛行機に乗る時って、飛行機の時間より2時間前くらいに空港に行くことが多いと思います。
ですが、NIUEは違うんです!!!!!
NIUEに行く前に調べたときにも見ていたし、NIUEでも聞いたんですが実際に体験して驚きました。
なんと、チェックインのために一度空港に行きます。
何時間前だったかは、覚えていないのですが・・・・確か、5時間前くらい?
そして、空港には何もないのでまた一度空港から離れてカフェに行ったり、ドライブしたりします。
それから、フライトの時間に合わせてまた空港に戻ってきます。
いまだかつて、チェックイン後に空港を出たことがない!!
なんのため!?飛行機の便数がとーても少ないため、本当に必要な時しか空港の職員さんがいないんです。
なので、その時間に合わせて行動するんです!
もちろん、オンラインチェックインもなく、空港に行ってチェックインをしたら、渡されたボーディングパスが手書きでした!!新鮮!!!!!
NIUEは、みんなに知って欲しいような、秘密にしておきたいような、とんでもない魅力をたっぷり詰め込んだ小さな国でした。
手付かずの大自然をいつまでも大切に残しながら、NIUEの人たちが幸せに暮らしていける土地であって欲しいなと思います!
そして、またいつの日にか、必ず訪れたい場所です🏝