那覇で台湾茶を楽しめるお店を探しているなら、『流求茶館』は絶対に外せません!
お茶好きの筆者は、常にお茶屋さんにアンテナを張っています。那覇方面に出かける用事があった際に、どこか美味しいお茶が飲めそうなところがないかなぁ〜と、Google Mapで検索。
そこで見つけた「流求茶館」。口コミもよくて、ご飯も美味しそう❤︎ということで、今回は「流求茶館」で軽めのランチとお茶を楽しませていただきました!
那覇・国際通り近くで出会える本格台湾茶「流求茶館」

那覇の国際道路から路地を入ると、ひっそりとあたたかく台湾茶が迎えてくれる「流求茶館」があります。
沖縄と台湾って、実はとても近いんです!福岡空港に行くより、近いんじゃないかなぁ…
しかも、台湾はお茶の産地でもあります。台湾といえば、烏龍茶を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
台湾茶ってどんなお茶?
台湾では、戦前とてもたくさんの茶畑があったそうです。でも、戦後に食べ物を作るために茶畑は一度衰退したそうな。ですが、茶畑を作り守ってきていた先人の方々は、いつか茶畑が復興すると信じて過ごされたそうです。
時は流れ、まさに茶畑は復興し今現在、世界中の人に美味しいお茶を届けてくれています。
台湾茶・烏龍茶・紅茶・緑茶?
一般的に、台湾茶というのは台湾で取れるお茶の総称として言われています。台湾で現在多く作られているのは、茶葉を発酵・焙煎させた烏龍茶です。凍頂烏龍茶や東方美人茶、鉄観音茶など、産地によっていろんな種類や特徴があります。
台湾では烏龍茶だけではなく、紅茶や緑茶も作られています。
台湾の緑茶は釜炒り製法が主流ですが、日本統治時代に日本の製法が伝えられ蒸し茶製法を取り入れられました。このことから、現在もその技術が影響している地域や生産者さんもいるそうです。
流求茶館のおすすめランチメニュー
「流求茶館」では、美味しいランチセットを食べることができます!

筆者は、アグー豚肉まんのセットをいただきました。スープは豆乳ベースでとろとろ、優しい味の中、お酢の酸味とごま油の香りがたまらない!眠った胃を呼び起こします!
肉まんは肉の旨みがギューっと濃縮!止まらない美味しさです。肉まんそのままでも美味しいですが、タレをつけるとまた一味違って、思い出しただけでお腹が減ってきます。

付け合わせの煮卵も味がしみしみで、ナムルの食感がまた心地よくて。いっきに食べきっちゃいました。
他にも、人気のルーローハンなど台湾料理が楽しめます。

流求茶館で台湾式お茶体験
食後は待ちにまった、お茶タイムの時間です。今回筆者が選んだお茶は「蜜香紅茶」。台湾で作られている紅茶です。台湾の紅茶、初体験です!
流求茶館では、茶葉の種類によって最大3パターンのお茶の提供スタイルがあります。
- 茶盤(台湾スタイル)
- ポット
- マグカップ
もちろん、筆者は台湾茶らしく茶盤を選びました。もちろん、これも初体験です!
でも、大丈夫。台湾茶にとっても詳しい店主さんが入れ方をしっかりレクチャーしてくれます♪
台湾茶の入れ方
茶盤を使った台湾茶の入れ方は、とても独特で、とても理にかなったお茶を最大限に楽しむエンターテイメントです!
- 空の茶壷(急須)をあたためる
- 茶壷の湯を茶海(お茶を入れておく器)へ
- 茶葉を茶壷へいれる
- 茶葉に湯を注ぐ
- 茶壷の蓋を閉めて茶を蒸らす(約1分)
- 他の茶器を茶海に入れたお湯で温める
- 茶海へお茶を注ぐ
- 聞香杯(匂いをかぐための口が細い容器)に茶を注ぐ
- 聞香杯から茶杯(カップ)に茶を移す
- お茶を楽しむ
台湾茶を飲むとき、お湯を無駄にしません。温めるために使ったお湯は、また別の茶器を温めるために使います。そして、お茶の温度を下げずに飲むことが美味しく飲むコツでもあります。
聞香杯から茶杯へお茶を移す姿、まさにエンターテイメント。うまくいくかな!?とちょっとドキッとします。
なんでかって?聞香杯に茶杯を被せて、エイっとひっくり返して茶を移すんです。なんだか、こぼしそうでヒヤヒヤ^^;
聞香杯でお茶の香りを楽しむ
聞香杯、使ったことありますか?私は初めて聞香杯なるものを体験しました。香道では、香りを聞くといいますが、まさに聞香杯も香りを聞く、楽しむ、と言った方が合っていると思います!
聞香杯に入れたお茶はすぐに茶杯に移します。そして、移した後に香りを楽しむのですが、すごい香りが聞香杯に残るんです。しかも、めちゃくちゃいい香りが!!!!!
もう、これだけで幸せな気分になります。香り成分って本当に脳にビビっと届くんですよね。気持ちがふわふわ優しい感情に包まれました〜。
いよいよお茶を楽しみましょう

茶杯は日本の湯呑みよりずっと小さいです。この茶杯でゆったり何杯もお茶を楽しみます。
お茶の色は透明感のある黄金色。
まずは最初の1杯目。聞香杯で楽しんだ香りが残るうちに、一口。またまた香りが鼻に突き抜けました。そして、すっきりとした中にも紅茶特有の渋みがあり、食後にもぴったりのお茶。
微かな甘みと香りが、口の中を占領します。
お茶請けにいただいたクッキーと黒糖ピーナッツも、お茶と相性抜群です!
電気ポットをテーブルに置いてくれるので、自分のペースで何度もお茶を入れながら、のんびりじっくりお茶と向き合うことができます。
5〜6回ほどお茶を楽しみました。
自宅でも楽しめる!流求茶館の茶葉販売

「流求茶館」では茶葉の販売もしていました。
販売されているお茶は、メニューにもあるお茶なので、「流求茶館」で飲んで気に入ったお茶を買ってお家で楽しむのもありですね!筆者は3つの台湾茶の味比べセットを購入しました!お家で楽しんだら、お茶レポートします。
台湾雑貨も販売していて、注文した食事やお茶がくるまで、お店の中を見てまわるもよし!茶葉は香り見本があるので、気になった香りのお茶を注文してもいいですね♪
タピオカミルクティーのテイクアウトもできるので、帰り道のドライブのお供にもおすすめです!
お茶好きな人に行ってほしい!那覇の路地裏にある本格台湾茶カフェ「流求茶館」
お茶を愛する人にぜひ足を運んでほしい、那覇・国際通りのすぐそばにある「流求茶館」
台湾式の茶器を使った本格的な台湾茶体験は、なかなかおうちでは味わえません。聞香杯から立ち上る芳醇な香り、黄金色に輝く蜜香紅茶をはじめさまざまなお茶たち、そして何煎も楽しめる奥深い味わい…
食事も本格台湾ランチが楽しめて、アグー豚の肉まんやルーローハンも絶品。お茶と食の両方で、心も体も満たされるひとときが待っています。
茶葉や台湾雑貨の販売もあり、気に入ったお茶をそのままお土産にできるのも嬉しいポイントです。
お茶好きの人にこそ体験してほしい、那覇の台湾茶の名店です。
流求茶館
住所:沖縄県那覇市牧志1丁目3−17
TEL:098-862-3031
営業時間:12:00〜17:00
定休日:火・水